ベトナムを中心としたASEAN諸国の情報、外国人労働者(技術ビザなどで入国・技能実習生として入国)の話題まで、政府をはじめ法務省、外務省、厚生労働省、経済産業省、その他関連の省庁やメディアが公開した情報を引用して掲載します。 

2015年01月のベトナム・ASEAN関連、外国人労働者関連ニュース


2015.01.29


岩手・宮城両県、外国人実習生で特区申請

[2015.01.27 日経新聞(Web刊)より引用]



岩手県と宮城県は東日本大震災後の水産加工業の人手不足解消に向け、外国人技能実習生の受け入れ枠拡大する構造改革特区を共同で申請する。


従業員50人以下の企業が対象で、認められれば単年度の受け入れ可能人数が3人から6人に倍増する。



[コメント]

建築工事などと異なり、水産加工業は継続する産業だと考えます。

したがって、一時しのぎ的に実習生を雇用しても事業を引き継ぐ担い手の育成は出来ません。

本来、若い世代が故郷に戻って事業を活性化しなければ意味が無いと思います。(ヤマユウ)


2015.01.29


ASEAN人材は安くない

[2015.01.26 日経新聞(Web刊)より引用]


中国の人件費上昇で「チャイナ・プラス・ワン」として東南アジアに活路を求める企業は多い。

最低賃金にばかり目を向けがちだが、管理職や経営者を現地の人材に任せようとすると、競合企業と比べた報酬額の水準が新たな課題に浮上している。

優秀な現地社員を役員級に登用するには、東南アジアでも日本人幹部を上回る報酬が必要になりつつある。

米国企業の最高経営責任者のように超高額な例は少ないとはいえ、ホワイトカラーの確保も競争が激しくなっている。



[コメント]

日本人は、自分たち以外のアジア圏の人件費は概ね安価だと思いがちですが、アッパークラスは

日本以上です。

また、組織管理などが可能な人材ともなれば現地でも日本人の同じ職能や役職の人と同等の給与が必要になるケースも一般化しつつあります。(ヤマユウ)



2015.01.27


戦略特区法改正案で外国人の在留資格基準緩和

[2015.01.27 日刊工業新聞より抜粋]


政府は今通常国会に再提出する国家戦略特区法改正案の概要を自民党が開いた関係部会に示した。

創業に携わる人材ら多様な外国人材の受け入れ拡大に向け、地方自治体による事業計画の審査などを条件に「投資・経営」のための在留資格に関する基準を緩和する。


また起業・開業を促進するため登記や税務関連、年金関連など法人設立に必要な手続きに一括して応じる窓口「ワンストップセンター」の設置も盛り込む。

3月下旬の国会提出を目指す。


法案には日本の家事支援サービス会社に就職する外国人に入国・在留資格を与えることや、特区内の区域内に限って保育業務に従事できる「地域限定保育士」の資格創設も明記。

医療法人の理事長に医師以外の人材が就くための要件も明確化する。



[コメント]

外国人が日本で法人を設立して経営をするには「投資・経営ビザ」を取得する必要があります。


このビザ取得に、審査やルールが有るのですが、日本と母国との往来(出張程度の期間母国に戻るなど)に回数制限がなく、納税、社会保険加入などをきちんと行い10年ほどの期間日本に在留すれば、永住権も取得できます。


そのため数年前から「投資・経営ビザ」は大人気。

ですから、「経営ビザ」取得を支援する行政書士やコンサルなどが首都圏を中心に大量発生。

毎日大勢の「投資・経営ビザ」取得したい外国人から手数料をもらって日本に入国させています。


そしてこの行政書士やコンサルなどの最大の顧客が、お隣の経済大国のお金持ちの方々。


銀座や心斎橋で「領土問題が有るのに、最近**人観光客が増えたねぇ~」なんて会話が聞かれますが、彼らのうちの?%はすでに日本に住んでる人達なのカモ・・・。


てなコトで、今回の「投資・経営」のための在留資格に関する基準を緩和は、実質的に移民制度の拡充だと、私には思えてなりません。 (ヤマユウ)



2015.01.28


不法就労:中国実習生への助長容疑 支店長代理ら2人逮捕

[2015.01.26 毎日新聞より抜粋]


実習先から逃げ出した中国人の技能実習生らを不法就労させたとして、広島県警は、さいたま市の食品運送会社支店長代理と埼玉県熊谷市の自称人材派遣仲介業の両容疑者を出入国管理法違反(不法就労助長)容疑で逮捕した。ともに容疑を否認しているという。

県警は、高橋容疑者が逃げ出した実習生ら中国人数十人を自分が支店で受け入れ、給料の一部を抜き取っていたとみて追及する。



[コメント]

実習生(中国人女性)は、もともと縫製工場に勤務。

実習終了直前の昨年3月に失踪し、中国語のチャットで仕事を求める書き込みをしていました。

せめてもの救いは、この女性が窃盗や強盗を行っていなかった事です。

失踪後、仕事が無ければと考えれば、恐ろしいお話ですよね。


この様に、帰国直前に失踪する外国人技能実習生は後を絶ちません。

皆さんのお住まいの町にも、潜んでいると考えて、防犯には充分なご注意を! (ヤマユウ)



2015.01.26


ベトナム ネット完全復旧

[2015.01.26 NNA.ASIAより引用]



国内のインターネットの接続スピードに大幅な影響が出ていた光海底ケーブル「アジア・アメリカ・ゲートウェイ」の支線切断で、溶接作業が完了した。


運営会社は切断の原因を明らかにしていないが、関係者はサメか船舶の航行によるものではないかとしている。

昨年7月と9月の切断の際も運営会社は原因を公表していない。



[コメント]

海底ケーブルはサメによって切断される事が多い様ですがケーブルが光ファイバーに代わってからは激減したと聞いた事があります。 

・・・ってコトは、まだメタルのケーブルを使っている?  (ヤマユウ)


2015.01.16


ベトナムに郵便のノウハウ提供で覚書

[2015.01.16 NHK(NEWS WEB)より引用]


郵便システムの整備が遅れているベトナムに、日本の郵便事業に関するノウハウを提供することなどを盛り込んだ覚書を両政府が交わした。



[コメント]

異国で日本のノウハウが活かされる事は、我が国とその国の間で同じ仕組みが共有され、さまざまな相乗効果が期待出来るものと考えます。

郵便事業は、鉄道事業同様にインフラ事業ですから、他のASEAN諸国にも早期アプローチを行い、日本式がスタンダードになれば良いですね。

(ヤマユウ)


2015.01.16


ユニクロ下請け企業(中国) 労働環境問題を会見

[2015.01.15 マイナビニュースより引用]


中国にあるユニクロ下請け企業の労働環境について、香港を拠点とする労働NGO「SACOM」は、厚生労働省で会見を行った。


会見は潜入調査と労働者への聞き取り調査の結果をまとめたもので、ユニクロの広東省南沙区と東莞市の工場について「長時間にわたる過重労働」や「危険な労働環境」などの問題点を指摘している。



[コメント]

下請け企業では、長時間労働と低賃金が問題とされています。

さらに、工場内温度は38度を超えているところも多く、ポリバケツの中に無造作に化学薬品が入っているなど、適切な危険管理がなされていない事も指摘されています。

(ヤマユウ)


2015.01.15


ベトナム人3人を窃盗容疑で再逮捕

[2015.01.15 中日新聞(Web)より引用]


愛知県警国際捜査課と岡崎署は、同県高浜市と安城市の建設会社から大型トラックと油圧シャベルを盗んだとして、別の事件で逮捕、起訴されているベトナム人の男3人を窃盗容疑で再逮捕した。


逮捕されたのは、いずれも住所不定で無職。

逮捕容疑では、3人は共謀して昨年11月、高浜市内の建設会社の敷地から大型トラック1台(約500万円相当)を盗んだほか、安城市内の建設会社の資材置き場から、油圧シャベル1台(約775万円相当)を盗んだとされる。容疑者は全員容疑を認めているという。



[コメント]

東海地方には大手自動車メーカーの下請け工場が数多くあります。

これらの事業者に技能実習生として、約2,000人が採用されていますが、2013年の失踪者が259人。2014年は上半期だけで205人が失踪しています。

彼らは違法在留であり、まともな企業では働けません。

その結果、ほとんどが犯罪に向かいます。

愛知県警は、本年からプロジェクトを立ち上げており、犯行を指示したリーダーがいるとみて背景を調べています。 (ヤマユウ)


2015.01.15


島津製作所 ASEAN事業強化

[2015.01.14 財経新聞より引用]


島津製作所は、ASEAN・インド地域における事業体制を強化するため、シンガポールの子会社が100%出資する販売会社をマレーシアに設立し、営業を開始したと発表した。



[コメント]

島津製作所はこれまでマレーシアの現地代理店を通じて販売を行ってきた様ですが、今後は直販・直サービス体制を確立する戦略です。(大型機種等は引き続き現地代理店と提携)

狙いは顧客の利便性とブランドイメージのさらなる向上とのことです。

また、同じくマレーシアに新たな製造拠点を設立し、最終的には製造と販売の両面で機能を強化するとのことです。 (ヤマユウ)


2015.1.14


ベトナム人 ヤギ窃盗の真相

2015.1.13 朝日新聞DIGITALより引用]


岐阜県美濃加茂市で2014年8月、岐阜大学教授が管理し、除草用に飼われていたヤギを盗んで食べたとして、ベトナム人技能実習生の公判が1月13日、岐阜地裁であった。

容疑者は「間違いありません」と起訴内容を認めた。



[コメント]

盗んで食べた理由は「仲間の誕生日パーティーのため」だったらしいです。

少し気になるのは、フェンスの中での飼育だったらしいですが、ベトナム人の目野生のヤギに見えたのカモ。。。

(ヤマユウ)


2015.01.13


クール北海道 ホーチミンに10月オープン

[2015.01.13 ベトジョーより文・画像引用]


北海道の金融機関など11社で設立された「クール北海道」」が、10月にもホーチミン市中心部にオープンする。

ビレッジ内では、1,500㎡の大規模フードコート「北海道ビレッジ」が開店し、和食や寿司が提供される。



[コメント]

「クール北海道」は、ベトナムと北海道の間のビジネスを拡大すべく、同市内の日本食レストランに北海道産の食品や食材を卸す事業も開始するとの事です。

また、2016年4月には屋台や理教室、ヘアサロンなどもオープンする

計画です。

なお、「クール北海道」は東南アジアに展開している道内企業の支援や、北海道の大自然と安全な食品のアピールを目的として2014年11月に設立されたものとのコトです。(ヤマユウ)


2015.01.08


ベトナム通貨切り下げ1% 

[2015.01.07 日経新聞(Web刊)より引用]


ベトナム国家銀行(中央銀行)は、同国の通貨ドンの対ドル相場の基準レートを1%切り下げ、1ドル=2万1,458ドンとすると発表した。



[コメント]

貿易相手国ならびに中越問題による不安定要素でドン安の圧力が厳しくなった事と、次年度が貿易赤字となる見込みであったため通貨切り下げを行ったと考えます。

また、全体的に経済が安定しており、高いインフレ率に怯える事も無くなったのも今回の切り下げにつながったと思われます。

(ヤマユウ))


2015.01.07


介護職に外国人の技能実習制度を活用

[2015.01.06 読売新聞より引用・抜粋]


手不足が深刻な介護分野への外国人の受け入れを広げるため、政府は外国人技能実習制度の対象職種に介護を加える方針を固めた。



[コメント]

2008年度以降、インドネシアなど3か国から介護人材を受け入れていますが、介護福祉士の国家資格取得を目指すことが条件でありハードルが高く設定されているため、現在、約1,000人程度の就労となっています。


団塊の世代が75歳以上となる2025年度には、今より100万人多くの介護職員が必要と推計されるているのですが、これでは間に合わないと想定されます。


そのため、外国人技能実習制度の規制を緩和するのですが、「安い労働力を受け入れる仕組み」と指摘されている制度だけに、この事が介護福祉業界の人件費を下げてしまう結果にならないかが心配です。

(ヤマユウ)



2015.01.05


ベトナムで日本支援の空港施設や橋が完成

[2015.01.04 NHK(NEWS Web)より引用・抜粋]


ベトナムの首都ハノイで、日本の支援によって整備が進められてきた国際空港の新ターミナルや東南アジア最長となるつり橋型の橋が完成。


完成した空港施設は、年間1,000万人以上の利用者にも対応できる国際線専用のターミナル。


また、つり橋型の橋としては東南アジア最長となる長さ1,500メートルの「ニャッタン橋」、通称「日越友好橋」も完成した。



[コメント]


いずれも総事業費がおよそ800億円に上る大型プロジェクト。

日本のODA(政府開発援助の円借款)が活用され、建設を日本の企業が担うなど官民が一体となっての実施でした。ただし、鉄道や道路などの整備は依然として遅れているため、ますますのインフラ整備が必要となります。

ベトナムは親日国。日本の技術や資金支援は、これからも継続的に行っていただきたいものです。
 (ヤマユウ)